• オイル交換そのものが燃費を向上
    エンジンオイルは各パーツの接合部などを潤滑にし摩擦を減らす役割があるが、使えば使うほど劣化してしまう。オイルが劣化すると力を伝達する効率が下がってしまうため、それにつれて燃費も下がってしまう。また、オイルにはエンジンを冷却する役割もある。
    よって、オイル交換を定期的に行うことは燃費を向上させる近道である。目安としては3000km走るか3ヶ月経つかで交換をすればいい。おおよそ15%くらいは燃費が良くなるといわれている。


  • オイル選びの基礎知識
    最近では地球環境問題への関心の高まりから、省燃費・高寿命のエンジンオイルが発売され始めている。ではいったいどういった基準でオイルを選べば燃費が向上できるのか。

    オイルの性能により、エンジンが出力できるパワーが異なってくる。つまり高性能のオイルを使用することで燃費を向上できるといえる。インターネットで検索をかければさまざまなメーカーから省燃費・高経済性をうたったオイルが販売されているが、そういったオイルはどの車でも燃費が良くなるというわけではない。

    オイルのスペックを判断する指標に、たとえば「5W-20」などと書かれている部分がある。Wがついている数字は-18℃での粘度、ついていないほうは100℃で粘度を測定したものだ。この数字が大きいほど粘度が強いということになる。


  • 季節に合うオイルを選ぶ
    オイルの聞き具合は気温で変わってくる。気温が低いとオイルは固まり、高いと解けてしまうことから、低粘度のオイルは冬向き、高粘度のオイルは夏向きであるとひとついえるだろう。すなわち季節によって適合する粘度のオイルを選んでいくのがいい。


  • 燃費なら低粘度オイル
    一般的にいうと低粘度オイルのほうが燃費向上を実現しやすい。低粘度オイルであれば磨耗を防ぐことができるので、エンジンの効率を改善し燃費が良くなる。ただし5000kmも乗っていると粘度劣化が目立って傷ができやすくなるので、早めに交換していくことが重要だ。


  • エンジンのつくりで適するオイルを選ぶ
    さらに粘度がかかわってくるのは、エンジンのつくりだ。特に最近の国産車はエンジンのつくりが精密になってきており、ピストンとシリンダーの隙間も狭くなってきている。こうしたエンジンに力を発揮するのは低粘度でサラサラしたオイルだ。逆に古い型のエンジンだとつくりが荒く隙間も広いため、高粘度のオイルでないと隙間を埋めることができない。

    こうしたエンジンの特性を把握してオイルを選ばないと、いくら省燃費オイルを導入しても効果を発揮できずに終わってしまうだろう。


  • オイル添加剤の効能
    オイルとは別にオイルタンクに入れる添加剤によっても燃費向上が狙える場合がある。しかし燃費向上の理由は、フリクションロスを防ぐ、つまりオイルそのものでいう低粘度な状態を作り出すからである。

    販売されているオイル添加剤は輸入ものが多く説明を読んでも良く分からないと思うが、実際にどういった成分・製造過程で添加剤がつくられているかは不明な場合が多い。どうも怪しいのである。

    粘度低下によって燃費を向上するなら、はじめから低粘度のオイルを入れておけば十分だ。また粘度は下げれば下げるほどいいというものではなく、あまりに低いと焼付けや傷などの原因となる。
    また値段が高すぎる印象を持つような商品が多いため、多少燃費が上がってもコスト的にマイナスだ。オイル添加剤の積極的な使用は勧められない。


  • エンジンオイルの結論
    エンジンオイルで燃費を向上するためにはこれでいいという絶対的な基準は存在せず、各々の車やエンジンに適したオイルを選んでもらうしかない。その際の注目点はオイル粘度。使用状況やエンジンの構造に合った粘度を選ぼう。
    交換時期に関しては早め早めで交換していくことが燃費向上はもちろんエンジン保護にも効果的だ。