• ハイブリッド車が燃費を抑えられる理由
    ハイブリッド車の名前の由来は、電気モーターとガソリンエンジンを併用している(ハイブリッド)ところに由来している。つまり、ハイブリッド車が走っている動力のうち半分しかガソリンが占めていないのである。単純計算でハイブリッド車はガソリン使用量を半分、すなわち燃費を2倍にすることができるといわれている。

    また一番燃料を食う加速時に電気モーターのみを使用し、高速巡行時にガソリンエンジンに切り替えるという、非常に効率の良い組み合わせが採用されている。現時点ですでに十分な加速を行える電気モーターが開発されており、加速度で不自由を感じることはないだろう。


  • いま販売されているハイブリッド車
    燃費を向上させようと思うならば、一番何も考えなくていいのはハイブリッド車を購入することだ。

    元祖ハイブリッド車とも言えるトヨタのプリウスの燃費は、最近発売された新型だと30~35kmだといわれている。またプリウス以外にも続々と新車種がハイブリッド仕様になっており、いつの日か全車種がハイブリッド車になる日も近いのかもしれない。



    ただし、ハイブリッドといっても既存のガソリンエンジン車より常に燃費がいいというわけではない。上記の表を見ても分かるとおり、大型車種のハイブリッド車はガソリンエンジンのみのコンパクトカーよりむしろ燃費は悪い。ただ、同車種で比べればもちろんハイブリッド車のほうが燃費はいいだろう。

    メーカー公表値だけで考えればインサイトが理論上もっとも高い燃費性能を持つといえる。燃費だけで車を選ぶのであれば、HONDAインサイトか、TOYOTAのプリウスを選べばいいということになる。


  • カタログにある「10・15モード」や「定地燃費」とは?
    ウェブサイトなどで各自動車メーカーのカタログを見ると、燃費のところに「10・15モードによる燃費」や「定地燃費」と書いてある。これはいったいどういう意味だろうか。

    10とか15というのは、燃費測定実験の際の条件を示している。「10」というのは市街地、「15」は郊外の道路という意味だ。これらの状況を想定してテストを行う。

    テストでは実際に車を走らせるのでなく、専用の台の上でタイヤを回転させて測定する。そのためあくまで評価燃費となっており、納車後にわれわれが路上を走る際の実燃費はその80%程度であるといわれている。

    また定地燃費とは、ある一定の速度で走行した場合に1リットルのガソリン消費あたり何km走れるかを測定したものである。しかしガソリンを一番消費するのはエンジンのパワーを使う発進・加速時であり、これもまた実燃費よりはるかにいい数字が出てしまうことになる。


  • ハイブリッドだからといって全幅の信頼はおけない
    上記のように、ハイブリッド車の燃費の良さはある意味都合のいい数字であり、実際にわれわれが同じ燃費で道路を走れることは絶対にない。よりよい燃費を得ようと思うなら、アイテムや運転方法などその他のテクニックも併用していくべきだ。

    とくに運転方法には気をつけなくてはならない。ハイブリッド車は燃費が良いからといって荒っぽい運転をする人が多いようだが、カタログ値を過信して運転方法を誤ると、かえって燃費が悪くなってしまいかねない。

    さらにハイブリッド車はまだまだ価格が高い。ガソリン代が浮いて得をする分より、既存のガソリン車との価格差のほうが大きいだろう。地球環境のためにはもちろんハイブリッド車を利用するに越したことはないが、無理に高いハイブリッドを買うよりも今の愛車に手を加えていった方がいい場合もある。